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イタリア・シチリア島最西端の街、トラーパニから、シチリアの日常をお届けします。
by sicilia_trapani
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マルサラワインカンティーナ訪問@Florio(フローリオ)社
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今日はラ ターボラ シチリアーナのお客様と”マルサラワインカンティーナ&塩田見学”の日。マルサラにはマルサラワインの作り手が25社ほどある(ほんと??)と言われているのですが、見学できるカンティーナは3社。ここのところ、色々なマルサラワインを造っているPellegrino社(ペッレグリーノ社)に行っていたのですが、現在シーズン真っ盛り!!ということで、団体さん(20~30人)に出くわしたり、カンティーナの人もバタバタしていたりで、なんだか落ち着いて見学ができないため、今日はマルサラ最大手のFlorio社(フローリオ社)に行くことにしました。

ところで、マルサラワインって、どんなワインだかご存知ですか?日本では、地名度の低いこのワイン(主に料理酒と思われていますよね、、、)、実はとっても美味しいワインなのです。ワインと言っても、テーブルワイン(普通の赤ワインや白ワイン)ではなく、主に食前酒や食後酒として飲まれる、アルコール度の高いワインなのです。アルコール度が高いのは、ブドウ汁にブドウから作られたブランデーを加えているから。(酒精強化)科学的なアルコールなどは一切加えられておらず、全てが天然素材です。
マルサラワインは大きく分けて”Secco(セッコ=辛口)”と、"Dolce(=ドルチェ=甘口)"に分けられます。セッコは冷やして食前酒に、ドルチェは食後酒にデザートワインとして飲まれます。甘いお酒とチョコレート、という提供のされ方もします。
そして、熟成された年数によっても呼ばれ方が変わってきます。

Fine(フィーネ)・・・・・・熟成期間1年以上 / 料理・菓子用として
Superiore(スペリオーレ)・・・熟成期間2年以上 / 食前酒・食後酒として
Riserva(リゼルヴァ)・・・熟成期間4年以上 / 食後酒として
Vergine(ヴェルジネ)・・・熟成期間5年以上 / 食後酒として


当然、熟成が長ければ長いほど、深く濃い味に変わっていきます。

f0101126_3302521.jpgここのカンティーナに来るのは4回目。カンティーナは海のすぐ前にあり(写真上)、かつては作ったワインを目の前の海から世界各国に輸出していたそうです。カンティーナはご立派。正面には大きな建物、建物に向って右側がカンティーナとなります。今日、私達の案内をしてくれるのはこのお姉さん(写真左)。典型的なシチリア女性の顔、小柄で痩せ形のオシャレなお姉さんでした。(笑)まずは、カンティーナを歩きながら、マルサラワインの歴史を説明してくれます。

「マルサラワインは偶然の産物として生まれました。1733年、イギリス人商人ジョン・ウッドワースは、石鹸作りに必要な灰を仕入れるためにシチリアに船で向かいました。が、航海中嵐に遭遇しマルサラに避難、そして偶然、立ち寄ることになった街マルサラで、彼は美味しい地ワインと出会ったのです。この美味しさに感動したウッドワースは、何とかしてイギリスに持ち帰ろうと考えたのですが、そのままではイギリスまでの長旅には耐えられないため、アルコール度を高めて(現在でいうところの“酒精強化”)イギリスに持ち帰ろうと考えたのです。これが、マルサラワインの始まりである。その後、彼が造り出した新しいマルサラワインはイギリスで大評判となり、あのネルソン提督から「世界一美味しいワイン」と表彰されるまでになった。」


意外ではありませんか?マルサラワインは元々はイギリス人の手によって作られたのです。
そして、イタリア人として最初にこのマルサラワインに取り組んだのが、"ヴィンチェンツォ・フローリオ"、そう、ここ、カンティーナ フローリオの創設者です。マグロ漁業などで大成功を収めたヴィンツェンツォは、その財力とマグロ漁業で得た海運業の知識を生かし、マルサラワインを世界中に広めることに成功したのです。

カンティーナの中は、キレイに整備され、特殊なシチリアの石を使った床と木の天井によって自然の空調が施されています。1年中、適度な温度と湿気が自然に保たれているそうです。

こうしてマルサラワインの歴史やマルサラワインについて色々と説明を聞いた後は、お楽しみの試飲タイム!(これが楽しみなんです♪)
今日試飲したのは、典型的なセッコとドルチェ。

■Torre Arse/ Marsala Vergine Vendemmia 1998 (Secco)(写真左)
■Targa Riserva/ Marsala Superiore Riserva Vendemmia 1997 (dolce)(写真右)


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色を見ていただくと分かるように、ドルチェの方(写真右)は少し濃い色(”アンブラ”と呼んでいました)をしています。これは、甘さをつけるためにMosto Cotto(モスト コット)という、ブドウ汁を1/3まで煮詰めて糖度を高めたものを入れているから、だそうです。
私の好みは断然ドルチェ。セッコはキンキンに冷えていて、フルボディーの辛口白ワイン、アルコール度高め、といった飲み心地。こちらは食前酒のみならず、魚料理とあわせても良い感じがしました。

本日も車の運転があるため、味見程度にしておきましたが、今日はセッコとドルチェ、各1本ずつのお買い上げ♪ こちらは次回の記事でアップしますね。

■Cantina Florio(カンティーナ フローリオ)
Via Vincenzo Florio,1
923-781111

*カンティーナは一般の方でも見学ができます。今年(2007年)の夏のスケジュールは、、、

月~金 10:00/11:00/15:30/16:30
土 9:30/10:30/11:00

各回、10分前までに入り口付近のベンチに集合。
入場料・・・3ユーロ

見学時間は、突然変更することや、お休みすることもあるそうなので、事前に必ず電話で確認してください。
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by sicilia_trapani | 2007-06-09 03:26 | ワイナリー訪問&テイスティング
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