トップ

イタリア・シチリア島最西端の街、トラーパニから、シチリアの日常をお届けします。
by sicilia_trapani
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
■シチリア料理を学ぶ■
トラーパニで料理教室を主宰しています。シチリア料理&シチリア旅行を楽しんでいただけるよう、様々なお手伝いをしています。
f0101126_1293486.jpg
REIのシチリア料理教室
マンマのシチリア家庭料理
ワイナリー&塩田見学
トラーパニ宿泊予約手配

ラ ターボラ シチリアーナのブログ

■ドルチェといえば、、、
f0101126_126195.gif

■REIイタリア料理留学記
f0101126_128646.gif



★ブログ内の写真及び文章の著作権は本人にあり、無断使用・内容の転載は、商用・個人を問わず、いかなる場合も固くお断りしております。
カテゴリ
全体
シチリア:ドミンゴ家の畑
シチリア:ドルチェ・パン
シチリア:パスタ・リゾ
シチリア:野菜・果物
シチリア:肉・魚
シチリア:食全般
シチリア:メルカート
シチリア:調味料
イタリア:ドルチェ
イタリア:食全般
オリーブについて
キリスト教と食文化
シチリアの自然
プランター観察日記
料理の道具
ワイナリー訪問&テイスティング
トラーパニ観光
トラーパニお勧めのお店
シチリアを旅する
イタリアを旅する
世界を旅する
シチリア日記
日本の食文化
日本に一時帰国
C氏日本初上陸!2008
イタリア携帯&インターネット
イタリア住宅事情
ラ ターボラ シチリアーナ
パスクワについて
密かなる別の活動
デジイチ
プロフィール
未分類
以前の記事
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
お気に入りブログ
イタリア生活日記ブログ+...
緑茶と紅茶とESPRESSO
イタリア料理留学日記
生きる歓び Plaisi...
Bellissimo S...
フィレンツェ田舎生活便り
青木純の歌う食べる恋をする
エミリアからの便り
カマタスエコのブログ
ユキキーナの日記
ばーさんがじーさんに作る食卓
オリーヴオイルを追いかけて
通訳Mのお仕事日記
buonviaggi.e...
La Vita Tosc...
コック家の生活 in フ...
パリ近郊のカントリーライフ
スプーモと海
*イタリア料理紀行
フィレンツェ田舎生活便り2
梅酒日和
シチリア百景

パリ日記♪  着物でパリ
Rosa dei Venti
ラグーザに流れるもの
■今日もはれ
田園 でらいと
tama &sciarp...
イタリア嫁入り日記 Pi...
Piccoli Pass...
ぜんぜろのシチリア生活
Miho's Sweet...
カッラーラ日記 大理石の...
*cucinamica*
Bokuのtempo l...
YPSILONの台所 Ⅱ
ミリイのスピリチュアル・...
うちの食卓 イタリア主婦...
一歩前へ踏み出そう!~佐...
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
カテゴリ:キリスト教と食文化( 27 )
San Giuseppe(サンジュゼッペ)には巨大シューを食す!
3月19日はサン ジュゼッペの日。この日、シチリアではリコッタチーズ入り巨大シューが食されます。

サン ジュゼッペ(San Giuseppe=聖ヨセフ)は、キリストのお父さん。お母さんであるマリア様と同じく、重要人物の一人です。この日、シチリアのみならず、イタリア各地で「サン ジュゼッペのドルチェ」が食されます。

私の住むトラーパニでは、Sfincione di San Giuseppe(スフィンチョーネ ディ サン ジュゼッペ)と呼び、こんな巨大なものを食べます。
f0101126_537085.jpg

揚げたシュー生地にたっぷりの羊乳からできたリコッタチーズが挟まれています。巨大~~~!と言いながら私は毎年1個完食!思ったよりもしつこくはなく、美味しいんですよ♪

北イタリア → frittelle di San Giuseppe (フリッテッレ ディ サン ジュゼッペ)
中部イタリア → Bigne' (ビニェ)
ナポリ → Zeppole di San Giuseppe (ゼッポレ ディ サン ジュゼッペ)

などと、名前を変えて各地で食べられる「サン ジュゼッペのドルチェ」ですが、共通しているのは「揚げ菓子」だという事。

ちなみに生まれも育ちもパレルモの友人は、

「サンジュゼッペのお菓子はSfincione(スフィンチョーネ)じゃなくて、Sfincia(スフィンチャ)よ!!」

と、激しく主張。

いや、トラーパニでは「Sfincione(スフィンチョーネ)」というんですけどね(苦笑)(ちなみにパレルモでsfincioneというと、他の食べ物を指すんです)そう、シチリア内でも街によって呼び方が違ったりするものです。奥深し。

さて、サン ジュゼッペはキリストのお父さん、ということでこの日は「父の日」でもあるイタリア。という事で、私達は甘いものが大好きなドミンゴパパにSfincione di San Giuseppe&甘~いワインをお届けに行ってきました。

「昔はね、サンジュゼッペの前の日の晩に焚き木をしてね。”雨を降らせてください”、とか、”太陽を出してください”、とか願掛けをしたもんだよ。」

3月はちょうど冬→春になる季節の変わり目。シチリアではそろそろ夏野菜の種蒔きが始まる頃です。それに合わせて、豊作を願いつつこんな願掛けをしていたんでしょうね。
[PR]
by sicilia_trapani | 2010-03-19 20:53 | キリスト教と食文化
Carnevale(カルネヴァーレ)のドルチェ
もういっちょカルネバーレねた、です。

先週末がカルネバーレ、、、と思われた方も多いかと思いますが、カルネバーレ、実は今日月曜日もまだ続いています。カルネバーレの正確な時期についてはこちらをご覧いただくと分かるように、復活際(イースター)の46日前、「灰の水曜日」が始まる前の「火曜日」まで。「灰の水曜日」は文字の通り、水曜日に始まるので、カルネバーレが終了するのは常に火曜日。正式な祝日ではないものの、現在学校はお休み。街もガランとしていて、働いている人も少ないようです。(トラーパニの街は祝日の方がガラン、としていて、平日のほうが賑やかです)

現在、パスティッチェリア(お菓子屋)でも、パニフィーチョ(パン屋)でも、スーパーでも見かけるのはこのお菓子。
f0101126_1333264.jpg

「chiacchiere(キアッキエレ)」という名前のこのお菓子、粉を中心とした生地を薄く延ばして揚げて、粉糖をかけただけ。ごくシンプルなお菓子。場所によって、「チェンチ」、「フラッペ」など名前は変わりますが、基本的には同じもの。

そして、カルネバーレの期間中、シチリアで見かけるこのお菓子。
f0101126_23244478.jpg

こんなバージョンもあります。
f0101126_23251080.jpg

シチリアだけ?イタリア全国にもこんなお菓子があるの??見ているだけでも楽しくなりますよね(笑)

カルネヴァーレが終わった、、、ということは、これから復活祭(イースター)に向けて盛り上がり始めるトラーパニ。そう、トラーパニは復活祭の時期が一番盛り上がるのです!って、この話はまた今度、、、、。
[PR]
by sicilia_trapani | 2010-02-15 23:26 | キリスト教と食文化
Carnevale(カルネバーレ)にはCarne(肉)を食べる!
今日のトラーパニはあいにくの曇り&雨模様。それでも街には仮装した子供達がウロウロしていました。

↓下のエントリーにも書きましたが、カルネバーレは、

復活祭(パスクワ)の40日前、四旬節に入る前に肉食との別れを惜しんで、底抜けに浮かれ騒ぐお祭りが始まります。四旬節の間は、キリストの断食にならって肉を断つのが本来の過ごし方でした。ですから、その前にたっぷ~りと肉を食べるのがならわし。

Carnevale(カルネバーレ)にはCarne(肉)を食べる、名前を見てもまさに、、、と言う感じですよね。

さて、日曜日は相変わらずのドミンゴ家ランチの私達ですが、、、今日のお題はやっぱり「肉」。ドミンゴマンマは今でも伝統を貫き、キリスト教の行事の時にはそれにちなんだ料理を作ります。

トラーパニのカルネバーレの伝統と言えば、、、

豚肉のクスクス

この豚肉のクスクス、もはや「幻」とも言える一品。レストランでメニューにあるところはまず無いし、作れる人もどんどん減ってきているらしい。ドミンゴマンマはそんな「幻の豚肉のクスクス」を作れる貴重な一人でもあるのです。(私ってラッキーだわ~♪)

f0101126_4254823.jpg


で、期待通り、本日のドミンゴ家ランチは「幻の豚肉のクスクス」でした!

このブログをいつもご覧の方々はご存知のとおり、「トラーパニのクスクス」、それは「超粗挽きのセモリナ粉」から手作りするもの。捏ねて、味をつけて、蒸すこと1時間半。その後、スープをしみこませて寝かす事30分以上、、、、食べるまで長い道のりです。

マンマのクスクストラパネーゼ(魚のスープのクスクス)は何十回も食べているものの、豚肉のクスクス、実は、、、、私も食べたのは初めて!豚肉、ブロッコリー、トマトピュレを煮込んだソースをたっぷりかけていただきます。これが、すんご~~~く美味しかった!煮込んだ豚肉はセコンドとしていただきますが、このドロドロソースが美味しいのなんのって。この後に、カルチョーフィーの蒸し煮も食べたのですが、カルチョーフィにもソースを絡めると、極上の味に♪あまりの美味しさに食べ過ぎてしまいました(泣)

f0101126_4361856.jpgそして食後はドルチェ。→
「ピニョラータ」というトラーパニの伝統菓子。生地を小さく切って揚げてハチミツを絡めたシンプルなお菓子ですが、これがまた「やめられない止まらない~♪」と、後を引きます。

いつもドルチェがあるわけではないのですが、何か行事があるときには必ず用意されています。(ウッシッシ♪)ところが、何故かいつも隠されていて、、、食事の前には知ることが出来ない私(汗)最近は家に着くとキッチンやドルチェが隠されている秘密の場所をチェックして、ドルチェの有無をチェック。それに合わせて食事も調整して食べるようにしています。さもないと、最後まで辿りつけませんから、、、、(苦笑)

こうして伝統通り、肉をたんまり食べた今日のランチ、夜ゴハンは、、、ご遠慮させていただきました。マンマ達は夜も「ポルペットーネ(ミートローフのようなもの)」を食べていましたけどね、、、、(汗)さすが、鍛えられていますね(苦笑)
[PR]
by sicilia_trapani | 2010-02-15 04:42 | キリスト教と食文化
エリチェのクリスマスのお菓子 : Cuore(クオーレ)
トラーパニの近くにある山の上の街、Erice(エリチェ)。標高750メートルの山のてっぺんにあるこの街は、石畳の美しい街並みで有名ですが、イタリア人がガイドブックを見てやってくるもうひとつの名物があります。それは、「エリチェの修道院に伝わるお菓子達」。エリチェのみならず、修道院はかつて運営費を捻出する為に、お菓子、リキュール、石鹸などを作っていました。中でもお菓子のレシピは「門外不出」、とも言われ、それ故、各修道院にはそれぞれのスペシャリティーがあるわけです。

私がかつてスタージュをしていたエリチェで大人気のパスティッチェリア マリア グラマティコには、クリスマスの時期のみに作られていたドルチェがありました。それがこれ↓。

f0101126_1744039.jpg


「Cuore(クオーレ=心)」、という名前のクリスマスのドルチェ。これは、マリア グラマティコの店主、マリアおばあちゃんがかつていたエリチェのサン・カルロ修道院のスペシャリティー。私はちょうどクリスマスの時期にここでスタージュしていたので、運良くおばあちゃんが作るこのスペシャリティーの作り方をじっくりと見ることができました。ハートの形をした白い土台の部分は、アーモンド生地。中には、Zucca(ズッカ=カボチャ)の砂糖煮が入っています。「甘そ~」と思われると思いますが、、、、はい、甘いです(笑)

おばあちゃんは毎日夕方になると、チョコチョコとお花を作って(これもアーモンド生地です)クオーレの飾りつけに勤しんでいました。私も夕方の仕事として、毎日おばあちゃんと一緒に飾りつけを手伝っていました。真ん中にいるちっちゃなバンビーノはもちろんキリスト様。これを乗せるのは、必ずおばあちゃん、でした。これは譲れなかったらしい(笑)こうして丁寧にひとつずつ作られたクオーレは、店内のアンティークの食器棚(お店ではショーケースに使われていますが)に並べられ、なんともステキなクリスマスシーンだったことを思い出します。懐かしい、あれからもう4年が経つのですね。

パスティッチェリア マリア グラマティコ、いつだったかここで作っているフルッタ マルトラーナを雑誌で見かけ、あまりの美しさに、

「是非ここで修行したい!」

と思って押しかけた私。自分で電話して、「エリチェのお菓子が勉強したいんですけど、、、」と志願した後、お店に来るようにおばあちゃんに言われ、緊張した初対面。おばあちゃんは私に、

「こうして日本からエリチェの伝統を学びに来てくれるなんて、とっても嬉しいし、光栄だわ。あなたには何一つ隠さずに教えるから、きちんと勉強するのよ。今ではシチリアでも伝統を学ぼう、、、という人が減っているの。こうして伝統が失われるのはとっても悲しいことだわ、、、。伝統とは、世代世代で受け継がれていくもの。あなたも、しっかりとエリチェの伝統を学んでいくのよ。」

と、静かにゆっくりした口調で話してくれました。おばあちゃんのこの言葉、とっても感動したことを覚えています。

そして、エリチェの伝統のみならず、シチリアの伝統を日本に伝えたい、、、と現在奮闘する私を、今も温かく見守ってくれています。

さて!明日はいよいよクリスマスです~!
[PR]
by sicilia_trapani | 2009-12-24 17:06 | キリスト教と食文化
トラーパニのクリスマスのお菓子:Biscotti di Fichi(ビスコッティ ディ フィーキ)
ドミンゴ家でに見かけたこんな風景。

f0101126_16585334.jpg


実は、今の季節のためだったのです。
[PR]
by sicilia_trapani | 2009-12-21 17:02 | キリスト教と食文化
12月13日、聖サンタルチアの日は米を食う
昨日は12月13日、日曜日。クリスマス前とあって、普段はシーンと静まり返る日曜日の街もなんだか活気に溢れています。昨日、土曜日も一日中新居の掃除で、またしても新たな筋肉痛の私(苦笑)掃除はこれにて終了したので、今朝はバールでゆっくりと朝食でも、、、と思ったら、バールの前になんだか人だかり。ん??何々??

バールに入ってみると、みんなが目指していたものはこれ↓。

f0101126_11167.jpg


シチリア名物(?)アランチーニでした。あ!そうだ、今日はサンタルチアの日だ!

シチリアではサンタルチアの日は、粉から作られたもの、つまりパスタやパンを食べない日なのです。その代わりに、食べるのが「粉になっていない麦」、そして「米」。「米」と言えばやっぱりアランチーニでしょ~~~。という事で、この日はアランチーニに行列ができます。

この慣わしは、こんな神話から伝わります。

聖人サンタルチアは彼女のお母さんが病気になった時、病気が治るように神にお祈りをしました。キリスト教では神に何かお祈りをする時に、ささやかな禁欲をするのが決まり。そこで、サンタルチアは自分の好きだった「パン」と「パスタ」を断って、その気持ちをあらわしたそうです。その後、お母さんの病気は無事に治りったのですが、この習慣だけが残った、といわれています。

神話は色々とあって、こんな神話も。

シラークーサ(サンタ ルチアはシラクーサの聖人)が貧困に喘いでいた時に、麦を大量に港に届かせた、、、これはサンタ ルチアが起こしたミラクルだったそうです。貧困に喘いでいた農民たちは、麦を粉にする気力もなく、そのまま茹でてバクバクとがっつきました。そして、毎年12月13日は「粉もの」を食べずに粉になる前の麦を食べるようになったと。

「米」の代表がアランチーニなら、「麦」代表はこちら。↓

f0101126_16594619.jpg


Cuccia(クッチーア)というドルチェで、麦を茹でてそれに味を付けたもの。「ビンコット(ブドウジュースを煮詰めたもの)」をかけて食べるのがオリジナルですが、現在はチョコレートやリコッタなどで味を付けたり、色々なバージョンがあります。でも、1年でも登場するのは12月13日のみ。写真は私が好きな味付け、「ビンコット+オレンジの砂糖煮+チョコレート」。プチプチした麦の食感がなんとも言えず、とっても美味しいのです。でも食べるのはこの日だけ。来年の12月13日まで、1年間待ちます(自分で作れよ、って・笑)

久しぶりのドルチェネタでしたが、私の原点って、「ドルチェマニア」(私がドルチェのマニアってこと)だったんですよね。そんな名前のサイトも作ったのがかれこれ7年前くらい??。イタリアのお菓子(料理もね)を勉強しにイタリアに来たはずなのに、イタリアに住むことをきめてからというもの、「ヴィザ」という大きな壁にぶち当たり、その後は「ラ ターボラ シチリアーナ」を立ち上げて、ここ3年半突っ走ってきました。来年、2010年は、初心に返り「イタリアドルチェの研究」に力を入れたいな、、、と思った2009年のサンタルチアの日でした。

★ラ ターボラ シチリアーナBLOGも更新中です!
[PR]
by sicilia_trapani | 2009-12-14 01:01 | キリスト教と食文化
11月2日「死者の日」のお菓子:Frutta Martorana(フルッタマルトラーナ)
早いものでもう11月、、、。忙しい時期が終わり一安心したせいか、すっかり風邪を引いてしまった私。数日間、寝ている間に11月になってしまいました(笑)

さて、明日11月2日、イタリアではは「Festa dei morti(フェスタ デイ モルティ)」と言って、「死者」をお祝いする日。お祝いする、、、と言っても、お墓参りに行き、皆で亡くなった方を偲ぶ、、、という日本で言うところの「お盆」のような日なんです。

そして、その日に欠かせないお菓子がこれ!

f0101126_20262151.jpg


シチリアを旅していると一度は見かけるであろうこのお菓子「Frutta Martorana(フルッタ マルトラーナ)」。アーモンドの名産地であるシチリアらしく、マジパンでフルーツをかたどったお菓子です。「マルトラーナ」という名前は、パレルモのマルトラーナ教会の修道院のスペシャリティーだったところから付いたそうです。(イタリア各地の修道院にはそこで作られるスペシャリティーなお菓子があるわけです)日本でもお盆の時期に干菓子を食べたりしますが、な~んとなく似ています。フルッタマルトラーナはお墓に供えるわけではなく、11月2日、若しくは、その日に近い日曜日のデザートとして食べられます。

「え~、これって食べられるの~!?」

という声が聞こえてきそうですが、意外や意外、美味しいんですよ♪

「シチリア菓子は甘すぎる!」

という声も良く聞きますが、和菓子だって甘いのに、、、と思うのは私だけ?羊羹だって上生菓子だって、、、鯛焼きだって!結構甘いですよね?シチリアのアーモンド菓子は「羊羹」と思って、少しずつ薄切りにしてエスプレッソや抹茶(若しくは濃いお茶)と合わせると、とっても美味しいのですよ。

シチリアを旅行した際には、是非味わってみてくださいね♪
[PR]
by sicilia_trapani | 2009-11-01 20:33 | キリスト教と食文化
子供達の復活祭準備
パスクワ(復活祭)もすっかり終了。結局パスクエッタと呼ばれるパスクワ翌日の月曜日は仕事の原稿書きのため、恒例のピクニックは諦めて自宅で過ごしました。風邪っぴきでピクニックって気分じゃなかったし(というか外に出れる体調じゃなかったし)、ま、いいか、っていうことで納得。

さて、話はパスクワ前に戻りますが、、、友達のカロリーナは小学校の先生。ちょいと用事があって彼女に会いに行ったところ、面白い企画の授業の最中でした。(写真に写っている先生はカロリーナの同僚。彼女ではありません。)

f0101126_411647.jpg
何を作っているかわかりますか?

シチリアではパスクワに、マジパンで羊の形をかたどった「Agnello Pasquale(アニェッロ パスクワーレ)」というドルチェを作ります。家で作る人もいますが、現在はお菓子屋さんにいくとずらりと並んでいて、この時期、友達の家に遊びに行くときにお土産に持っていったりします。カロリーナの特別授業では、パスクワやナターレ(クリスマス)などのキリスト教の行事にちなんだ季節のお菓子を、1~2ヶ月に1回作るのです。今回は、超大作(笑)というだけあって、2週に渡っての連続授業だそうです。

で、その2回目だったこの日。既に子供達は羊の型にマジパンを入れて、ベースの羊君達は出来上がっていました。さて、そこからが大変、、、。カカオパウダーでモコモコ感を出したり、食用紅で目や口を書くのですが、、、教室はまるで動物園かの様な騒ぎに!そこでついにカロリーナの怒りが炸裂!!(体がでかいだけに怖かったー・笑)

シーーーーーーーン。

一気に静まった教室内、、、。さすがマエストラ(先生)。カロリーナの別の顔を見た気がしました。

f0101126_420784.jpg
これは子供が作った作品。

f0101126_4212185.jpg
最後には自分が作った羊君をラッピングしてもらってお持ち帰りです!

f0101126_423656.jpg

子供達は「Una dolce esperienza(甘い経験・笑)」という名のレポートを提出して、終了。帰り際にはマエストラから巨大イースターエッグ(もちろんチョコレートですよ!)を貰って大喜びで退散!!最後に、

「Auguri!!」(おめでとう!)

の挨拶も忘れずに。

この子達は、今週の木曜日から学校が始まるそうで。つまり1週間のイースター休暇です。(いいなー、子供って・笑)しかし、子供達の混乱ぶりもすごかったけれど、迎えに来たお母さん達のおしゃべりぶりもすごかったー。マエストラ カロリーナは、

「お母さん達!子供達よりうるさいですよ!!静かにしてください!!」

と、お母さん達も叱っていました(笑)その後もお母さん達はめげずにおしゃべりしていましたけどね。(子供よりタチ悪い?苦笑)

この特別授業、ウワサでは前にも聞いていたのですが、実際子供達はとっても楽しそうに羊を作っていたし、こうして身をもって伝統を体験させるのって、とってもナイスなアイディアだな~、と。実は私も参加したいくらいでした(笑)しかし、学校の先生って大変ね~、、、。
[PR]
by sicilia_trapani | 2009-04-14 04:24 | キリスト教と食文化
正統派イタリア流クリスマスの過ごし方
今年もクリスマスが終わり、最後のイベント(?)大晦日を残すのみとなりました。

アマルフィー海岸を旅行していた私ですが、クリスマス前にはトラーパニに戻り、クリスマスは正統派の過ごし方をしました。

25日の朝、まずは教会へ。大体10:30ごろから始まる25日朝のミサは13:00頃まで続きます。カトリックではクリスマスのミサは計3回行なわれます。第1回目は24日の夜11:30頃から始まり、25日の0:00のキリストの誕生した瞬間(?)を祝います。そして、第2回目は朝日が上がる頃6:30頃、第3回目は10:30頃~13:00頃まで、キリストの誕生を祝い続ける訳です。私は今年は第3回目のミサに参加。すっかり気分だけクリスチャン(笑)冗談はさておき、ミサって不思議な空気が流れているのです。クリスチャンでは無い私ですが、1年間が平穏に終了した事を感謝し、目には見えない何かの力に感謝する、1年を振り返るいい機会でもあります。ちなみに、第1回目と2回目のミサはテレビの実況中継で見ました。

そして、ミサの後はファミリーでクリスマスの昼食に続き、ファミリーで過ごすのがイタリアの伝統的クリスマスの過ごし方。イタリア人にとって一番大切なのは25日の昼食だそうです。(地方に寄っては24日の晩餐が重要な場所もあるようですが。)私はドミンゴ家でクリスマスを過ごしました。去年のクリスマスは私は日本にいたため、1年ぶりのドミンゴ家クリスマス。今年は、日本から親友夫妻が遊びに来てくれたので私にとっては一層嬉しいファミリークリスマス★13:00頃に私達が着くと、既に昼食の準備はほぼ完了していました。

f0101126_2513133.jpg
ドミンゴ家はクリスマスとパスクワ(復活祭)のみに登場するテーブルクロスとナフキンがあります。真っ白のコットンのクロスとナフキンの縁には手の刺繍が施されています。

f0101126_2515847.jpg
今年のランチには大量のラビオリが準備されていました。準備されていたのは2種類。中にラグー(牛肉の煮込み)が入ったタイプと、リコッタチーズ+ほうれん草が入ったタイプ。面白いのはそれを一緒に茹でて食べちゃうところ!ちなみに右のラビオリは、丸い生地を左手で持ちながら右手で編みこんで行きます。パスタの生地が2重にギュッ!と引っ付くところが無い為、ラビオリがフンワリと仕上がります。マンマの娘、マリアピアの得意技なのですが、意外と難しく、3年以上経ってもまだ習得できない私です(って真剣にやっていないのですけどね~。笑)イタリア人でも出来る人はどんどん少なくなっているとの事。いつか習得するぞ!

f0101126_2522068.jpg
ラビオリはシンプルに夏に作った自家製トマトソースで。実はこのラビオリ、、、、。

マンマが24日に1人で半日がかりで大量に作ったのですが、、、。いつもなら冷蔵庫に入れておくらしいのですが、今年はあまりに大量すぎて冷蔵庫に入りきらず家の中で一番寒い部屋に置いておいたそうです。ところが、夜に露が降りたのか、水分を吸ってしまって下の部分が並べておいたプレートに引っ付いてしまった訳です(涙)パスタを茹でる前にはキッチンにはマンマと娘マリアピアの険悪な雰囲気が、、、(苦笑)

「ま~、ま~、味が美味しければいいじゃん」

と能天気な私。マンマはこんな事は初めてだそうで、相当ガックリ来ていました。

しかし、お味は、、、予想通り、激ウマ★旅行中、ずっと外食していた私は、やっぱりどんな美味しいレストランよりも家庭のお味は美味しいのね~、、、と再確認するのでした。

f0101126_2524724.jpg
パンを皆に切り分けるパパ。今日はパパもネクタイ姿でした。いつものコッポラ(シチリアベレー帽)がかわいいです。

f0101126_2531543.jpg
メインは牛肉の煮込みとグリーンピースとマッシュルームの蒸し煮。牛肉は肉汁を使って作ったソースが絶品。グリーンピースは去年、庭で収穫したものを生のまま冷凍したものを使ったようですが、甘くて美味しい、、、。その後カルチョーフィの蒸し煮、フルーツと続き、最後のデザートは、、、、

f0101126_2534236.jpg
じゃん!パネットーネ ファルチータ。パネットーネにクリームが詰められチョコレートがトッピングされています。誰だ?つまみ食いしているのは、、、(笑)そして、最後はカッフェで締めくくり。ゴチソウ様でした<(_ _)> クリスマスと復活祭、お食べ地獄でいつも死にそうになっていますが、今年は比較的軽かった気がします。毎回私達の声、「多すぎる!!」という声が届いたのでしょうか(そんな訳ないか・笑)

食事が終わったのが既に15:30。この後は、恒例の何にもしないでボーっとする(笑)つまり団欒タイムです。夕方からは、大体カードゲームが始まるのですが、今年は「トンボラ」というビンゴに似ているゲームで盛り上がりました。あまりに盛り上がりすぎて写真を忘れてしまいました、、、(汗)

こうして過ぎていった、2008年のクリスマス。ドミンゴ家の皆さんと親友夫妻に囲まれて、イタリア滞在中で一番楽しいクリスマスとなった訳です。訪れてきてくれたTちゃん&Mクン、どうもありがとねっ!

イタリアではクリスマスは日本のお正月にも似た雰囲気が漂います。25日の間に何度、「あ~、2008年も終わってしまった、、、」と、思ったことか(笑)いやいや、あと数日残っています、2008年。残りは壁が塗った家を少し改装して終わりかな。

アマルフィーの写真は、時間があるときにアップします。
[PR]
by sicilia_trapani | 2008-12-27 02:54 | キリスト教と食文化
12月13日はサンタルチアの日。パンとパスタは食べません。
12月13日の聖人はサンタルチア。この日、トラーパニの街を歩くと、あちらこちらで大量のアランチーニ(シチリアのライスコロッケみたいなもの)を見かけます。この日は、「パン」と「パスタ」を食べない日、なので、その代わりに「米」を食べるのです。なので、街にはアランチーニが溢れる訳です。

何故、パンとパスタを食べないって?こんな言い伝えがあるからです。


聖人サンタルチアは彼女のお母さんが病気になった時、病気が治るように神にお祈りをしました。キリスト教では神に何かお祈りをする時に、ささやかな禁欲をするのが決まり。そこで、サンタルチアは自分の好きだった「パン」と「パスタ」を断って、その気持ちをあらわしたそうです。その後、お母さんの病気は無事に治りったのですが、この習慣だけが残った、といわれています。


f0101126_18143645.jpgさて、この日、アランチーニの他にトラーパニで食べるもの、それが「クッチーア」。硬質小麦を丸のまま煮込み、ビンコット(ワインを煮詰めたもの)で味をつけるのが伝統。最近ではリコッタチーズなどを入れる人も多いようです。光が入りすぎてすっかり飛んでいる(笑)右の写真は、私がお昼に食べたクッチーア。ヴィンコット味、リコッタ味、チョコレート味、オレンジ味、ミルク味の5種類。私のお気に入りは、やっぱり伝統の味、ヴィンコットでした。プチプチした食感が、結構病みつきになる1品。この日だけとは言わず、毎日少しずつデザートに食べたら健康にも良さそうです。

ランチをしたお店で偶然出くわした友達@アブルッツォ出身曰く、

「僕たちの地方では、サンタルチアに特別お祝いはしないんだよね~」

との事。

やっぱり地方に寄って習慣が違うようですね~。
[PR]
by sicilia_trapani | 2008-12-15 18:21 | キリスト教と食文化