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イタリア・シチリア島最西端の街、トラーパニから、シチリアの日常をお届けします。
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カテゴリ:ワイナリー訪問&テイスティング( 6 )
パンテッレリアの名産品 その1 Passito di Pantelleria(パッシート ディ パンテッレリア)
パンテッレリアの写真はなくなってしまいましたが、、、最後に食ネタをアップして終了します。

パッシートの名産品といえば、、、「Passito di Pantelleria(パッシート ディ パンテッレリア)」「Cappeli(カッペリ=ケッパー)」。どちらもパンテッレリアの土壌が作り出す「シチリアの味」。今回の旅行の大きな目的のひとつがパッシートの工場を見学することでした。

パッシートとは、Zibibbo(ズィビッボ)というパンテッレリアで栽培される白葡萄を使ってつくった甘~いデザートワイン。Zibibboはアラブ語ですが、イタリア語では「Moscato d'alessandria(モスカート ディ アレッサンドリア)」といいます。つまりモスカートの一種。パンテッレリアは風がとっても強いため、葡萄の木は膝の高さくらいまでしかなく、地面に這うようにして成長していきます。パッシート製造の模様はドンナフガータのマルサラのカンティーナで何度も何度も見てきていますが(@写真)、ぜひとも現物を見たかった!そして、その夢はパンテッレリアについてすぐに実現するのでした~(笑)パンテッレリア島ではそこらじゅうにこのZibibboが栽培されています。わざわざ探す必要も無く、、、。

下にある「パンテッレリアを楽しむ方法 その1」というエントリーの段々畑の写真、こんな風にして栽培されています。パンテッレリアは(しつこいようですが)風が強いため、風よけの為に壁で区切られこうすることで葡萄の房が木から落ちてしまうことを防ぎます。こうして大切に育てられたZibibboは8月になると収穫が始まります。葡萄は地面の近くに成っているためひとつひとつ手摘み、、、それはそれは大変な作業です。(腰が痛くなりそうです、、、)こうして8月に収穫された葡萄は、これまた手で選別され大きな網にのせられて干しブドウとなります。そう、この干しブドウがワイン熟成の間に加えられるのでパッシート(干した)という名前がついているわけです。9月になるとモスト(ワインのベースとなるぶどうジュース)をつくるようのブドウが収穫され始めます。8月のブドウよりも更に熟しているため、この時点で相当甘いジュースが取れます。そして、更に醗酵段階で干しブドウが加えられるわけです。干しブドウは、1回に大量に加えると糖分が一気に上がりすぎ、完全に醗酵をブロックしてしまうため数回(平均3~4回)にわけて加えられるそうです。こうして出来上がったパッシートはなんとも言えないフルーティーな香りと豊かな味わいがするのです。

今回お邪魔したのは、ラ ターボラ シチリアーナのワイナリー工場見学でもお世話になっている「Donna Fugata=ドンナフガータ」、そして地味ながらに美味しいワインを造り続けている「ENOPOLIO」。ドンナフガータのパッシート工場の見学は通常は7月~8月にしか行っていないそうですが、今回は無理を言って訪問させていただきました♪

案内してくれたジャコミーノさんは、パッシート造りのためにマルサラのカンティーナから送り込まれてきたドンナフガータの優れたスタッフの一人。ドンナフガータのパッシート工場は通常2人で運営されていて、畑の管理(60%のブドウが所有の畑から、残りの40%は地元のブドウ生産者から購入だそうです)とワインの生産管理まで、すべて2人を中心に行っているそうです。現在は8月から始まる収穫に向けて、ブドウの木をチェックするのが主な仕事だそうです。ドンナフガータのカンティーナはマルサラのカンティーナ同様、とっても近代的且つキレイに掃除されています。カンティーナの横には真っ白な壁の試飲ルームがありノンビリと試飲ができるようになっています。パンテッレリアとは思えないとっても素敵な空間で、皆さんにお見せできないのが残念!この試飲ルーム、あまりにもきれいに掃除されすぎて、隅々までピカピカだったため、、、、外の庭でる扉の大きなガラスに気づかず思いっきり突っ込んで行ってしまったC氏(爆笑!)

「キレイに磨かれすぎて、ガラスがあるとは思えなかった、、、(汗)」(C氏談)

ま、それくらいキレイだった、ということです(笑)

ドンナフガータのパッシートは、マルサラのカンティーナでも試飲が可能です。日本でも売っているはずなので、ご興味のある方はお試しくださいませ。「Ben Rye」というワインの名前は「風の娘」という意味だそうです。

さて、もう一軒のカンティーナ「ENOPOLIO」は、前出のパンテッレリアの達人、Giovanniから紹介されていったカンティーナ。

「カンティーナはショボイけど、ワインは美味しいんだよ~。」(ジョバンニ談)

というお言葉通り、、、カンティーナは確かにショボイ(笑)オーナーのサンティーリさんに連れられて工場部門を見学。「ここでワインを分析するんだよ」と、つれられていった部屋はまるで化学研究所、、、。やっぱりワインってもはや化学なのね。そして、とりあえず試飲したパッシートは、、、、あら?美味しい!やっぱりジョバの言うことはウソじゃなかった、、、(って疑っていたわけじゃないんですけどね・笑)そして、「部屋で飲むワイン持ってく?」と言ってくれたパッシート。まだスクーターを借りていなかった私たちに「街まで送っていこうか?なんなら今からパンテッレリア一周する?なにか欲しいものとかある?困ったことがあったらいつでも連絡してね。」さすがパンテスコ(パンテッレリアの人をこう呼びます)~~~!いっつも思うのですが、島の人々は温かい。シチリア自体、かなり人間の熱が熱い土地ですが、島に行くと更にヒートアップするんですよね~。おもてなし精神に溢れるパンテスコ達なのでした。

写真が一枚もないこのエントリー、文字ばかりでとても分かりにくいものとなりました(笑)ま、パンテッレリアのご当地自慢、という事で文字だけでも、、、と思い書きました。次回はもうひとつのパンテッレリア名産品をアップしま~す。
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by sicilia_trapani | 2009-06-06 21:41 | ワイナリー訪問&テイスティング
マルサラワイン アンティークボトル
先日、お客様のご案内で訪れたマルサラワインのカンティーナ”Florio(フローリオ)”。ずっと気になっていた、昔のボトルの一部をやっと写真に納めてきました。(いつも”写真撮りたい!”と思っていましたが、なかなかゆっくり撮れる時間がなく、、、、)

f0101126_1565350.jpgまずはこちら。私が一番好きな昔のボトルです。

ボトルには赤字で「Hospital Size」と書いてあります。年号は「1833年」と記されています。実はこれ、アメリカで禁酒法が施行されていた期間、マルサラワインは”お酒”ではなく、”薬”として売られていたわけです。小さくて見難いと思いますが、ボトルの下の方には、

「A small glassfull twice a day」

と書いてあります。「1日に2度飲んで下さい」という事です。なんて素晴らしいアイディアなんでしょう(笑)

しかし、1833年頃の話ですから、このボトルは174年前のもの!ひゃ~、、、良く残っているな、、、。



f0101126_211138.jpgこれは、「ガリバルディ将軍ボトル」。ガリバルディ将軍、日本ではあまり知られていませんが、イタリアでは知らない人がいないほど、有名な人。ピエモンテから派遣されたガリバルディ将軍は、シチリアを征服して今のイタリアが出来たわけです。ということで、ガリバルディ将軍は「イタリアの父」なんて言われることもあります。実際、多くの街に「Via Grlibaldi(ヴィア ガリバルディ)」、「Piazza Garibaldi(ピアッツァ ガリバルディ)」なんて名前のついた通りや広場が街の中心地にあったりします。(トラーパニにもあります)

当時のフローリオは、色々な事業に成功して大富豪となっていたため、ガリバルディ軍を資金面で援助していたのですが、ガリバルディ将軍はマルサラワインのドルチェ(甘口)がとてもお気に入りだったらしく、フローリオはついに「ガリバルディモデル」を作ってしまったわけです。

ガリバルディ将軍は、シチリアで勝利を収めた2年後、マルサラに再び戻ってきて、資金援助をしてくれたフローリオ家に大砲やら鉄砲やらをプレゼントしていったそうです。その武器は、いまでもフローリオのカンティーナに飾られています。



他にも撮ってきた写真があったのですが、良く見たらボケていて使い物になりません!すみません、、、。

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さて、この2枚の写真は、昔のマルサラワインの工場の風景だそうです。ブドウを摘んだり、ワインを造ったり、、、という重労働は男性が、ビンに詰めたりエチケットをつけたりという、比較的楽な仕事は女性が行なっていたそうです。写真は、ビンにワインを詰めているところです。

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フローリオのカンティーナは、マルサラの海沿いにあります。それは、海運業でも成功していたフローリオ家はマルサラワインを海外に輸出することを最初から計画していたためなのです。カンティーナから出てきた樽は、昔は個人所有のケーブルカーを使って海まで運び、そこから海外に出荷された訳です。しかし、ケーブルカーまでをも作ってしまうとは、すごい財力だったのでしょうね、、、。

実は現在、フローリオの経営はアマレットで知られる”Di Saronno(ディ サローノ)”の手中にあります。こんなに栄華を極めたフローリオ家も3代目の息子が財を食い尽くしてしまい、、、売られてしまった、という訳です。悲しいかな。しかし、やっぱりイタリア人としてマルサラワインに初めて取り組んだフローリオは、やっぱり偉大なので名前だけは残っています。

あ~、今晩は、マルサラワインが飲みたくなってきたな、、、。食後に飲むか、、、(笑)
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by sicilia_trapani | 2008-04-02 02:04 | ワイナリー訪問&テイスティング
カンティーナフローリオで買った、マルサラワイン2種
随分前にアップしたマルサラワインのカンティーナ、フローリオ社訪問で2種類のマルサラワインを購入しました。


f0101126_1344075.jpg■Baglio Florio(バーリオ フローリオ) Marsala Vergine D.O.C(マルサラ ベルジネ D.O.C )

・Vendemmia(ブドウの収獲年) ・・・ 1993年
・ブドウの品種 ・・・ Grillo (グリッロ種)
・アルコール度 ・・・ 19%

辛口(セッコ)タイプのマルサラワイン。厳選されたグリッロ種だけで作られています。最低でも10年は熟成させてから出荷されます。
冷やして(10~12度)食前酒として提供されます。<感想>
Secco(セッコ)といわれるほど辛口ではありませんでした。グリッロ種はもともと甘みの強いブドウだからでしょうか。食前酒に飲むには、キンキンに冷やしたほうがいい感じです。香りはトーストしたアーモンド、ドライフルーツ。どことなく養命酒にも似ている気がします。飲み口はとっても柔らかく、ツーンとした感じは全くありません。マルサラワイン初心者でもいけます。甘すぎるお酒が苦手な方はこちらをどうぞ。


f0101126_1364363.jpg■Donna Franca(ドンナ フランカ) Marsala Speropre Roserva(マルサラ スペリオーレ リゼルバ)

・Vendemmia(ブドウの収獲年) ・・・ ???
・ブドウの品種 ・・・ Grillo(グリッロ種)
・アルコール度 ・・・ 19%

甘口(ドルチェ)タイプのマルサラワイン。フローリオのマルサラワインの中では最高峰と言われています。ブドウの収獲年は不明なもの、15年以上熟成させてから出荷されます。

ドンナ フランカという名前は、”フランカ”というかつて、フローリオ家に嫁いできた絶世の美人から付けられたそうです。その名の通り、非常にエレガントな甘さ。
こちらは15~16度で、デザートワイン、若しくは、瞑想用ワインとして提供されます。
<感想>
もっとDolce(甘口)かな~、、、、と思っていましたが、そこまで甘くはなかったです。上のBaglio Florioに香り、風味とも似ています。よりフルーティーにした感じです。しこちらはやはり”食後酒”に最適です。個人的にはこちらもある程度、冷蔵庫で冷やしたほうが美味しいと思います。


先日、カンティーナで、

「日本ではマルサラワインってどうなの?皆に知られている?飲まれている?」

と聞かれました。

私「残念ながら、日本では、”マルサラ酒=料理酒”と思われているのが現状よ。こんなに美味しいのに残念だわ~、、、、。もっと、日本でのプロモーションに力を入れたほうがいいんじゃない?」

食前酒、食後酒の習慣がない日本で、マルサラワインを普及するのは難しいかも知れませんが、輸出するだけではなく、その後、飲み方をプロモーションしたりするのも、重要なのだな~、、、、と思わんばかり。
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by sicilia_trapani | 2007-06-17 01:31 | ワイナリー訪問&テイスティング
マルサラワインカンティーナ訪問@Florio(フローリオ)社
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今日はラ ターボラ シチリアーナのお客様と”マルサラワインカンティーナ&塩田見学”の日。マルサラにはマルサラワインの作り手が25社ほどある(ほんと??)と言われているのですが、見学できるカンティーナは3社。ここのところ、色々なマルサラワインを造っているPellegrino社(ペッレグリーノ社)に行っていたのですが、現在シーズン真っ盛り!!ということで、団体さん(20~30人)に出くわしたり、カンティーナの人もバタバタしていたりで、なんだか落ち着いて見学ができないため、今日はマルサラ最大手のFlorio社(フローリオ社)に行くことにしました。

ところで、マルサラワインって、どんなワインだかご存知ですか?日本では、地名度の低いこのワイン(主に料理酒と思われていますよね、、、)、実はとっても美味しいワインなのです。ワインと言っても、テーブルワイン(普通の赤ワインや白ワイン)ではなく、主に食前酒や食後酒として飲まれる、アルコール度の高いワインなのです。アルコール度が高いのは、ブドウ汁にブドウから作られたブランデーを加えているから。(酒精強化)科学的なアルコールなどは一切加えられておらず、全てが天然素材です。
マルサラワインは大きく分けて”Secco(セッコ=辛口)”と、"Dolce(=ドルチェ=甘口)"に分けられます。セッコは冷やして食前酒に、ドルチェは食後酒にデザートワインとして飲まれます。甘いお酒とチョコレート、という提供のされ方もします。
そして、熟成された年数によっても呼ばれ方が変わってきます。

Fine(フィーネ)・・・・・・熟成期間1年以上 / 料理・菓子用として
Superiore(スペリオーレ)・・・熟成期間2年以上 / 食前酒・食後酒として
Riserva(リゼルヴァ)・・・熟成期間4年以上 / 食後酒として
Vergine(ヴェルジネ)・・・熟成期間5年以上 / 食後酒として


当然、熟成が長ければ長いほど、深く濃い味に変わっていきます。

f0101126_3302521.jpgここのカンティーナに来るのは4回目。カンティーナは海のすぐ前にあり(写真上)、かつては作ったワインを目の前の海から世界各国に輸出していたそうです。カンティーナはご立派。正面には大きな建物、建物に向って右側がカンティーナとなります。今日、私達の案内をしてくれるのはこのお姉さん(写真左)。典型的なシチリア女性の顔、小柄で痩せ形のオシャレなお姉さんでした。(笑)まずは、カンティーナを歩きながら、マルサラワインの歴史を説明してくれます。

「マルサラワインは偶然の産物として生まれました。1733年、イギリス人商人ジョン・ウッドワースは、石鹸作りに必要な灰を仕入れるためにシチリアに船で向かいました。が、航海中嵐に遭遇しマルサラに避難、そして偶然、立ち寄ることになった街マルサラで、彼は美味しい地ワインと出会ったのです。この美味しさに感動したウッドワースは、何とかしてイギリスに持ち帰ろうと考えたのですが、そのままではイギリスまでの長旅には耐えられないため、アルコール度を高めて(現在でいうところの“酒精強化”)イギリスに持ち帰ろうと考えたのです。これが、マルサラワインの始まりである。その後、彼が造り出した新しいマルサラワインはイギリスで大評判となり、あのネルソン提督から「世界一美味しいワイン」と表彰されるまでになった。」


意外ではありませんか?マルサラワインは元々はイギリス人の手によって作られたのです。
そして、イタリア人として最初にこのマルサラワインに取り組んだのが、"ヴィンチェンツォ・フローリオ"、そう、ここ、カンティーナ フローリオの創設者です。マグロ漁業などで大成功を収めたヴィンツェンツォは、その財力とマグロ漁業で得た海運業の知識を生かし、マルサラワインを世界中に広めることに成功したのです。

カンティーナの中は、キレイに整備され、特殊なシチリアの石を使った床と木の天井によって自然の空調が施されています。1年中、適度な温度と湿気が自然に保たれているそうです。

こうしてマルサラワインの歴史やマルサラワインについて色々と説明を聞いた後は、お楽しみの試飲タイム!(これが楽しみなんです♪)
今日試飲したのは、典型的なセッコとドルチェ。

■Torre Arse/ Marsala Vergine Vendemmia 1998 (Secco)(写真左)
■Targa Riserva/ Marsala Superiore Riserva Vendemmia 1997 (dolce)(写真右)


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色を見ていただくと分かるように、ドルチェの方(写真右)は少し濃い色(”アンブラ”と呼んでいました)をしています。これは、甘さをつけるためにMosto Cotto(モスト コット)という、ブドウ汁を1/3まで煮詰めて糖度を高めたものを入れているから、だそうです。
私の好みは断然ドルチェ。セッコはキンキンに冷えていて、フルボディーの辛口白ワイン、アルコール度高め、といった飲み心地。こちらは食前酒のみならず、魚料理とあわせても良い感じがしました。

本日も車の運転があるため、味見程度にしておきましたが、今日はセッコとドルチェ、各1本ずつのお買い上げ♪ こちらは次回の記事でアップしますね。

■Cantina Florio(カンティーナ フローリオ)
Via Vincenzo Florio,1
923-781111

*カンティーナは一般の方でも見学ができます。今年(2007年)の夏のスケジュールは、、、

月~金 10:00/11:00/15:30/16:30
土 9:30/10:30/11:00

各回、10分前までに入り口付近のベンチに集合。
入場料・・・3ユーロ

見学時間は、突然変更することや、お休みすることもあるそうなので、事前に必ず電話で確認してください。
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by sicilia_trapani | 2007-06-09 03:26 | ワイナリー訪問&テイスティング
カンティーナ訪問@Donna Fugata(ドンナ フガータ) その2
さてさて、お待ちかねのカンティーナ見学です。

f0101126_2335753.jpgドンナフガータのカンティーナは、入るとすぐに、ステンレスの大きなタンクが眼に入ります。ここでは、ブドウの収穫後、アルコール発酵されます。その後、いくつかの行程を経て、樽に入れられて熟成されていきます。ドンナフガータでは各ワインごとに小さな部屋に分けられて貯蔵され、写真は”Cantina Tancredi(カンティーナ タンクレディ)”と書かれた看板のかかる、日本でも今となってはとても有名になったタンクレディという赤ワインのお部屋。ドンナフガータでは主に、フレンチバリック(フランス産の樽)が使用され、樽は1回目、そして2回目までしか使わないそうです。どんな樽の香りを付けたいかによって、1回目の樽(まだ使用されていない樽)を使うか、2回目の樽(1回使われた樽)を使うかが決まるそうです。ちなみにタンクレディは1回目の樽が使用されます。
ここのカンティーナは残念ながらブドウ畑はなく、ワインが貯蔵されているところしか見れないのですが、カンティーナのあらゆるところにブドウの収獲風景や製造工程などが写真で飾られていました。それだけでも随分想像力をかき立てるものですね。


f0101126_2545514.jpg説明を聞きながら貯蔵庫を一通り見学し、最後は”ワインのビン詰め工場”です。実際に稼動しているところは見られませんでしたが、左手前にズラリと並ぶビンはまだラベルもついていません。機械をずーーーーーっと通り抜ける間、ワインが入れられ、栓がされ、ラベルが貼られ、、、、、最後にはダンボールに入ってしっかりとパッキングされて出てくるそうです。


さ~てさて!最後はお待ちかねのテイスティングです!今日、ガイドしてくれたのは、、、、

f0101126_38217.jpg このお姉さん。スラリとした美人さんです♪

この日に試飲したワイン。赤白1種ずつとデザートワイン。

■Vigna di Gabri(ビーニャ ディ ガブリ) 白ワイン
・アンソニカ 100% (アンソニカはシチリアでも一番古い原産白ブドウ。)
・アルコール度 12,5~13.5度
・ワインの特徴:とってもフルーティな香り。やや重めの白。多少の塩気を感じる。

■Mille e una Notte(ミッレ エ ウナノッテ) 赤ワイン
・ネロ ダヴォラ 90% その他土着ブドウ 10%
・アルコール度 13.5~14度
・ワインの特徴:フルボディー。タンニンがやや強め。濃いルビーレッド。シチリアワインらしい、しっかりとした力強い味。

■Ben Rye(ベン リエ) デザートワイン
・ジビッボ 100%
・アルコール度 14.5%
・ワインの特徴:アプリコットやドライフルーツ、そしてハチミツの香り。とってもフルーティーでほどよい甘さ。

3番目のデザートワインについては、いつか時間があるときに、また説明したいと思います。

前回にドンナフガータを見学したときには、確か、、、、

■Tancredi(タンクレディ) 赤ワイン
・ネロ ダヴォラ 70% カベルネソービニョン 30%
・アルコール度 13.5%~14%
・ワインの特徴:フルボディ。力強くも繊細。

■Chiaranda(キアランダ) 白ワイン
・シャルドネ 50% アンソニカ 50%
・アルコール度 13.5%
・ワインの特徴:フルーツの甘い香り。フルボディ。

を試飲しました。その他にも、何種類か試飲したのですが、何を飲んだかはすでに忘れてしまいました(汗)
私は車を”運転する”という使命があるため、たくさん飲むことはできないのですが、せっかくカンティーナに来たのだもの♪ きちんとテイスティングはしていかないと♪ 私はデザートワイン系が大好きなので、ここドンナフガータでも、いつも行くマルサラワインのカンティーナでも、デザートワインだけはしっかりと飲んできます。

ワインは造った土地で、その土地の食べ物を食べながら飲むのが一番美味しいと思います。なので、旅行に行ったときには私は必ず”その土地のワインとその土地の料理”を食べることにしています。当然、ここシチリアにいるときには、シチリアワイン以外飲みません。地元ビイキでもなんでもなく、やっぱりここシチリアではシチリアワインを飲むのが美味しいのです♪ それも、”シチリアワイン”というより、”トラーパニ県で生産されたワイン”を飲むことが多いです。トラットリアなどでも、やはり品揃えは”トラーパニワイン”が中心。”どれがお勧め?”と聞くと、99。9%の確率で”トラーパニワイン”が出てきます。

さて、次はどこのカンティーナに行こうかな??


■Cantina DONNAFUGATA(カンティーナ ドンナフガータ)
Via S.Lipari,18 - Marsala
+39.0923-724244
www.donnafugata.it

■カンティーナ見学に行ってみたい!というはこちら→ ラ ターボラ シチリアーナ
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by sicilia_trapani | 2007-05-28 02:42 | ワイナリー訪問&テイスティング
カンティーナ訪問@Donna Fugata(ドンナ フガータ) その1
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カンティーナ訪問に行ってきました。

通常のラ ターボラ シチリアーナのプランでは、”マルサラ ワイン”のカンティーナにご案内します。やっぱり、トラーパニの食文化を知って欲しい!という思いから、トラーパニと言えば”塩””マグロ”に続く名産品、”マルサラワイン”を選んだのですが、「やっぱり普通のワインのカンティーナに、、、」というお客様には、もちろん普通のワイン(赤ワインとか白ワインです)のカンティーナにご案内します。

今回の訪問先は、日本でもおなじみの「Donna Fugata(ドンナ フガータ)」のカンティーナ。ドンナフガータはの現主人は既に4代目。以前はマルサラワインも生産していたのですが、1983年からは赤ワイン、白ワイン、デザートワインだけの製造に特化し、品質にこだわるワインを造り続けています。

ドンナフガータとは、”逃げた女”という意味。考えてみればすごい意味のワイナリーですね(笑)これは、ジュゼッペ トンマージ ディ ランペドゥーサ(長い名前!)というシチリアの貴族の公爵が書いた「山猫」という小説からインスピレーションしたものだそうです。「山猫」の重要な舞台になった”サンタ マルゲリータ宮殿”に逃亡してきたハプスブルグ家のマリア カロリーナ王妃。ナポレオン軍の到来を恐れて、ナポリ宮廷からサンタ マルゲリータ宮殿に逃げてきた、このマリア カロリーナ王妃こそがドンナフガータ、つまり”逃げた女”なのです。1860年代を舞台にした山猫ですが、当時、シチリア島は南部イタリアを支配していたナポリ王国に属していました。

訪問するワイナリーがあるのは、マルサラの街なのですが、実際にブドウの栽培をしている”コンテッサ・エンテッリーナ”という、マルサラから更に内陸に入った場所は、まさにサンタ マルゲリータ宮殿がある場所で、マリア カロリーナ王妃が身を隠していた場所なのです。この歴史的事実から”Donna Fugata(ドンナフガータ)”の名前の由来だそうです。

ドンナフガータでは、
白ブドウ・・・アンソニカ・カタラット・グレコニコ・シャルドネ・ソ-ビニョンブラン・ミュラートゥールゴー
赤ブドウ・・・ネロ ダヴォラ・メルロー・カベルネソービニョン・シラー・

が栽培されています。

ブドウの収獲は、早いものでは8月上旬から始まるそうです。ドンナフガータではシャルドネが一番最初に成熟する品種だそうですが、この時期のシチリアは猛暑!!(汗)この暑さでは、ブドウが収獲してから醸造する場所に移動するまでの間の状態が望ましくないため、夜間にブドウを収獲するそうです。しかし、8月上旬にブドウの収獲が始まるとは、恐るべしシチリアの土地の力!

ドンナフガータのエチケット(ワインのラベル)は、とても洗練されていて、ほとんどのワインがこの”逃げた女”をモチーフとしています。

こちらが白ワイン、全種類。
f0101126_1535346.jpg個人的には、全体的に、赤ワインのラベルより白ワインのラベルの方がすっきりしていて好みです。特に、写真の右から2番目のボトル、”Chiaranda(キアランダ)”というワインのラベルが好きです。


こちらが赤ワイン、全種類。(右端の2本はデザートワイン)
f0101126_154386.jpgどのエチケットも、その商品のイメージからデザインされたものだそうです。オシャレ♪
造られているワインは、白が6種類、赤5種類、そしてデザートワインが2種類です。


では、次のエントリーではカンティーナ見学とお待ちかねのテイスティングについてアップします♪
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by sicilia_trapani | 2007-05-26 01:55 | ワイナリー訪問&テイスティング