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イタリア・シチリア島最西端の街、トラーパニから、シチリアの日常をお届けします。
by sicilia_trapani
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パスクエッタはピクニック♪
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イタリアではパスクワの翌日はPasquetta(パスクエッタ)といって、祭日になります。今日は、”ピクニック”に行くのが習慣。外でBBQをしたり、手作りのお弁当を持って出かけたり、、、。この日私は、ドミンゴ家のお庭でピクニックをしてきました♪

いつもは孫や近所の子供達で賑やかなドミンゴ家ですが、今日はみんな外にピクニックに行ったらしく、ドミンゴ家は静かでした。が、庭に行ってみると、おじいちゃんやらおばあちゃんがいる、、、。今日来ていたのは、マンマの妹さんご夫婦、そしてえ、妹さんの旦那さんのお姉さん(複雑(^_^;))。ということで、おばあちゃん・おじいちゃん計5人達としっとりとしたBBQを楽しんできました(笑)

f0101126_1692842.jpg私が到着したときには、既に庭でお肉を焼き始めていて、いい香りが~~~♪ ドミンゴ家では、庭でいらなくなった木を乾燥させ、炭として使います。炭火焼のお肉たちは、木の特有の香りがして焼きたては最高に美味しいのです♪ おじいちゃんが焼いている横で私はナイフを持ってきてザックザック切って食べていました(笑) そして、庭の奥の方ではなにやら火が起こされています、、、お、もしやカルチョーフィ??と思っていると、マンマがカルチョーフィをボウルに入れてたっぷりとキッチンからもって来ました!カルチョーフィ、私は炭火焼が一番好き♪ 上を開いてまずは塩をします。そして、オリーブオイルを垂らして炭で直火焼き。木の炭火焼きは、ちょっと燻製っぽい香りがつくんです。

f0101126_16131716.jpgさて、今日のパスタはトラーパニ伝統の一皿、”ブジアーテ コン ペストトラパネーゼ”。ペストトラパネーゼとは、トマト・バジリコ・アーモンド・トラーパニの赤ニンニクで作ったペースト。これをねじりパスタのブジアーテにあわせます。昨日のパスクワで食べ過ぎた私は、きょうは軽く、、、、と、思っていたのですが、あまりの美味しさに一皿ペロリと食べてしまいました、、、(^_^;)それに続き、肉、サルシッチャが大量に!さすがに、既に焼いている最中にもつまみ食いをしていた私は、お肉は1枚でやめておきました。

この日のおじいちゃん・おばあちゃん5人はとにかく元気!最年長は84才のおばあちゃん(マンマの妹のダンナのお姉さん)でしたが、本当に元気!シャキシャキ歩くその姿は、70歳くらいにしか思えませんでした。そして、みんな、良くしゃべるしゃべる!!バリバリのトラーパニ弁でしゃべる皆さん、とてもほほえましくもあり、いつまでも元気でいてほしいな~、、と思いました。
パスクワ週間はクリスマス&お正月攻撃ほどではありませんが、やはりお食べ地獄の期間のひとつ。イタリアでも大都市になるほど、こういった習慣が失われているようですが、ここトラーパニでは家族が集まりキリストの復活をお祝いします。

さて、お祭りも今日で終わり、明日からは仕事仕事!!
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by sicilia_trapani | 2007-04-10 16:21 | キリスト教と食文化
パスクワについて その9 ~トラーパニのパスクワの行進 その3
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すみません、ミステリねた、まだまだ続きます(笑)

f0101126_19392358.jpgさて、土曜日の朝、日曜日の夜に興奮しすぎたせいか、9時過ぎに起床とちょっと出遅れました。早速外に出てみると、旧市街をミステリ達がシチリアの行進曲にのってゆったりと練り歩いていました。しかし、暑い!既に陽射しがかなり強くなってきていて、陽が当たる場所では気温も上がり日焼けもできそうなほど。余談ですが、なぜかパスクワの日はいつも天気が良く、まさに春到来!と言った陽気です。パスクワの日程は毎年変わるのに、なぜ??といささか不思議でもあります。さて、この日(土曜日)ミステリ達は、いつも保管されているプルガトリオ教会に戻るのですが、出陣するのに1台30分、教会に戻るのにも1台30分かかります。最後のミステロが教会に戻る時間は14:00なので、すでにこの時間、1台目のミステロは教会に戻っていました。教会に入るには、まず音楽に乗って教会の前まで移動(約20分)、一度ミステリを下ろし、仕切りなおし、再度音楽に乗って教会に入って、、、、と思うと、また出てきます。そして再度、入った、、、かと思うと又出てきて、、、計3回くらい繰り返します。そのたびに拍手が湧き、だんだん熱気が増してきます。写真は、最終地点のプルがトリオ教会の少し手前のPiazza(広場)の様子。すでにここまで人があふれています!

f0101126_19361223.jpgこの日私は、まだ街を練り歩いていたミステリを追っかけては写真を撮ったり眺めたり、、、そして時折プルガトリオ教会に行って教会に戻るミステロを見たり、、、街をグルグル回っていました。私のような外国人(アメリカ人が多かったです)がたくさんいて、ふっ、と隣を見てみると、先ほど違う場所でも隣にいた人がまた隣にいたり、、、笑 ミステリを担ぐ男達は、既にだいぶお疲れの模様。行進をする女性達(写真左)は、ずっと火がついたロウソクをもって歩いているため靴やスカートにはロウがたくさんついていました。若い女性から年配の女性まで総勢100人くらいでしょうか、、、。

f0101126_19442818.jpgさて、午後14:00、最後のミステロ、”嘆くマリア(マドンナ)”がついに教会の前に戻ってきました。最後のミステロが教会に入る前には、司教(写真左)とプルガトリオ教会の司祭のお言葉をいただきます。そして、音楽が開始!それにあわせて、ミステロが教会に入ったり出たりと繰り返します。このときには上から紙ふぶきが舞い、拍手が湧き、観衆の熱気が頂点に達します!そして、15:00ごろ、マドンナが教会に収まると、ワーーーー!という歓声が上がり、トラーパニのミステリの行進は終了します。

去年も興奮しましたが、今年もまた興奮しました(笑)今年は色々な意味を考えながら、ミステリ鑑賞をしたので少しだけキリスト教について知識が増した気がします。ミステリ達があらわしているシーンは、意味を考えるととても残酷なものです。キリストは最後の日、とてつもない苦痛を味わい苦難を味わいながら命を捧げたのです、、、。ミステリの行進では、感極まって涙をしている人もいたり、本当に皆さんの宗教心の深さを感じた1日でした。
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by sicilia_trapani | 2007-04-08 19:19 | パスクワについて
パスクワについて その7 ~トラーパニのパスクワの行進 その1
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トラーパニのパスクワの行進は、イタリア国外からも見にやってくる人がたくさんいるほど盛大に行われます。今日、Venerdi Santo(聖金曜日)の午後2:00にトラーパニ旧市街にあるプレガトリオ教会からミステリ達は出発します。ミステリとは、”キリストの最後の一日を再現した聖劇(シーン)”。これをお神輿のような台に乗せて、男達の肩に担がれて街を練り歩きます。

今日の朝、プレガトリオ教会に行ってみました。教会は、ミステリを見に来ている観光客やテレビ局、そして準備をする人達でいっぱい!ミステリは全部で20台。生花で飾られてとってもきれい。現在13:00、1時間後にはミステリが出陣!ちなみに、この時間教会前は陣取る人たちで既に埋め尽くされていました、、、。
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by sicilia_trapani | 2007-04-06 19:58 | パスクワについて
パスクワについて その6 ~ パスクワの行進
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シチリアをはじめ、主に南イタリアではパスクワ(復活祭)には各地でパレード(行進)が行われます。お神輿のような台にキリストの受難のシーンを再現され、そのお御輿が街を練り歩きます。キリストの受難はパスクワの前の金曜日(Venerdi Santo=ヴェネルディ サント=聖金曜日)、つまり”受難”とは”十字架にかけられ処刑された日”を表すわけです。これらの再現されたシーンは「聖劇=ミステリ(”謎”という意味のミステリーでhありません。)」と呼ばれ、このお神輿も「ミステリ」と呼ばれます。

ミステリはVenerdi Santo(聖金曜日)のお昼過ぎに教会を出発、そして土曜日のお昼過ぎまで、つまり24時間街を練り歩きます。そして、教会に戻った翌日の日曜日がパスクワ、つまり復活祭。そう、日曜日にキリストは復活したわけです。

ミステリの台数や再現されるシーンは街によってそれぞれ。トラーパニでは、17世紀に20のギルド(同業者組合)が復活祭を祝うために、それぞれのギルドがミステリを準備したのが始まり。当時は、聖母マリアの絵を飾ったミステリや、マリアの木像を担いで街を練り歩いていたそうです。現在は、各ミステリの前にはバンド(楽隊)が先導し、悲しげなシチリアの音楽を奏でます。トラーパニはお祭りごとにとっても疎い街で、カーニバルもクリスマスも必要以上の盛り上がりはないのですが、このパスクワのパレードだけは別物。1年でもっとも盛り上がる時期でもあります。

f0101126_2413927.jpg昨日の日曜日、Buseto Palizzolo(ブゼート パリッツォーロ)という、トラーパニの郊外の街では既にこのミステリの行進がが行われていました。しかもこのミステリ、本物の人間が再現しているのです!さすがにお神輿ではありませんでしたが、大きな台の上に受難のシーンが再現され、大きなトラクターのような車で引かれていました。全部で16シーン、ということはキリストは16人いたわけです。このミステリ、さすがに本物の人間とあって24時間、というわけにも行かず、17:00に教会を出発、そして23:00に到着予定だったそうです。それでも6時間(!)、彼らは身動きをすることができないわけです、、、、。よーーーーく観察してみると、知り合いを見つけるとキリストが軽くウィンクをしたり、引きつって笑顔を作っていましたが、基本的には本当に動きません。ん~、、、大変です、、、。ちなみに、一番上の写真も、皆さん本物の人間です。この日のミステリにも前にはバンドが付き、音楽を奏でていました。ひとつのバンドは、大体30人ほどで構成されているため、どれだけ大掛かりな行事かわかります。

f0101126_16494841.jpgパスクワの前の日曜日は、「Domenica delle Palme(ドメニカ デッレ パルメ)」といい、「キリストがiイエルサレムに入城したとき城外にいた民衆が棕櫚の葉(パルメ)を振って歓迎した」という逸話から、この日には教会のミサに参加する人には、棕櫚の葉やオリーブの枝が教会から配られます。復活祭の前の日曜日、キリストは実は十字架にかけられるために入城、しかし民衆は「救世主」として迎え入れた、、、という悲しいお話でもあります。オリーブはイタリアでは「平和」のシンボルでもあります。この日、トラーパニの街でも「オリーブの枝」を手に街を歩いている人がたくさんいました。やっぱり、トラパネーゼにとって、パスクワは特別な行事であるようです。左の写真は、実際に教会で配られていたオリーブの枝。銀に染められて、きちんとひとつひとつ放送されています。

さて、トラーパニのミステリが出陣するVenerdi Santoも近づいてきました!ここのところ天気がまだ不安定なので、雨が降らない事を祈ります!
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by sicilia_trapani | 2007-04-03 16:50 | パスクワについて
パスクワについて その5 ~ パスクワのドルチェ
4回に渡りレポートしてきた”パスクワ”のお話、今回5回目は”パスクワのお菓子について”です!イタリアでは”キリスト教とドルチェ(お菓子)”は切っても切れない縁があり、キリスト教の行事にまつわるお菓子がとても多いのです。(もちろん料理もです)そして、地方によって違うお菓子が登場するのも特徴。今回は、イタリア編とシチリア編に分けてレポートしてみました。

<パスクワのお菓子~イタリア全国編>

◆Uova di Pasqua(ウォーバ・ディ・パスクワ)

f0101126_16332658.jpgこの時期、イタリアのパスティッチェリア(お菓子屋さん)やスーパーにたくさん並ぶものがあります。それは、”ウォーヴォ ディ パスクワ=タマゴ型チョコレート”。小さいものから、大きいものでは1メートルを越すものまで登場します。中にオモチャが入ったような(日本にもありますよね~)オチャメなものもたくさん。子供達はこの時期、マンマやパパから、チョコレート+おもちゃ、という、子供にとっては最強のプレゼントをもらうのにワクワクしています。
デザインも色々で、スーパーなどで並ぶ、大きなお菓子メーカーが作る工業製品から、お菓子屋さんで作られるアルティジャナーレ(手作り)のものまで、本当に多種多様。こちらは、イタリア全土で出回ります。

◆Colomba(コロンバ)

f0101126_16335085.jpgなんといっても欠かせないのが、”コロンバ”。”鳩”という意味のコロンバは形も鳩の形。(といっても、十字架みたいだけれど。。。)パネットーネに近いイースト生地で中には、オレンジピールやレモンピールが入っています。もともとはロンバルディア地方のお菓子ですが、いまではイタリア中で食べられています。パネットーネと酷似しています。こちらも、工業製品からアルティジャナーレまで色々。現在、スーパーはコロンバであふれています!こちらも、イタリア全土で購入可。

◆Pastiera(パスティエーラ)

f0101126_16342141.jpgナポリのパスクワのお菓子、パスティエーラ。これは、穀類を牛乳で煮て、リコッタチーズとあわせてクリームを詰めて、タルト状にしたもの。南イタリアらしく、詰め物にはリコッタチーズとドライフルーツを使います。牛乳で煮た小麦とオレンジの花のエッセンスが入るのが特徴。ナポリでは、パスクワが近くなると、パスティエーラ専用のすでに煮てある小麦の缶詰が並ぶそうです。こんなものがあれば作るのも楽チン!

<パスクワのお菓子~シチリア編>

◆Cassata Siciliana(カッサータシチリアーナ)

f0101126_16455646.jpg今では1年中、お菓子屋さんに並ぶシチリア名物のカッサータシチリアーナ、実はパスクワのお菓子だった、って知っていましたか?リコッタチーズをふんだんに使い、緑のマルツァパーネ(マジパン)で周りを包んだこのカッサータ、シチリアを旅行された方なら一度は見たことがあると思います。カッサータはパスクワ、つまり日曜日に準備されるのが慣わしだそうです。ちなみに、写真はラ ターボラ シチリアーナのお教室で作ったものです。

◆Agnello Pasquale(アニェッロ パスクワーレ)

f0101126_16462295.jpg羊の形をしたはパスクワのお菓子は南イタリアで見かけられるものですが、とくにシチリアでは多くみかけられます。マルツァパーネ(マジパン)生地で羊をかたどり、顔をかいていくのですが、一つ一つ表情が違うところが手作りっぽくてカワイイ♪掲げられている赤い軍旗はキリストの復活を意味するそうです。



◆Cassatina di Pasqua(カッサティーナ ディ パスクワ)

f0101126_16465111.jpgモディカにはこの近辺に伝わる伝統のパスクワのドルチェ。リコッタチーズを使ったドルチェ。モディカ周辺では良質のリコッタチーズ(Mucca→乳牛からとれる)が取れるため、手打ちパスタの詰め物やドルチェにも頻繁にリコッタチーズが使われます。このカッサティーナに欠かせないのは美味しいリコッタチーズ、そしてシナモン。後は砂糖とレモンの皮が入るだけのシンプルなドルチェ。

◆Cassatelle Fritte(カッサテッレ フリッテ)

f0101126_16471130.jpgこちらはトラーパニ伝統のパスクワのお菓子。上のモディカの”カッサティーナ”と原型は同じだと思われます。カッサティーナはオーブンで焼くのに対し、こちらは油で揚げます。中に入っているのは、リコッタチーズ、レモンの皮、砂糖、そしてシナモン。トラーパニは港街であったため、早い時期からスパイス類が入ってきていて、特にシナモンは料理にもお菓子にも良く使われます。揚げたてのアツアツを食べるのが美味♪


次回は、”トラーパニのパスクワ”についてお届けしま~す。
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by sicilia_trapani | 2007-03-30 16:21 | パスクワについて
パスクワについて その4 ~ パスクワのシンボル
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前回まではちょっと小難しい話をしてきましたが、今日は”パスクワのシンボル”についてお届けします!

皆さんは、パスクワというと、何を思い浮かべますか?日本ではあまりお祝いする習慣がないので ”分からな~い!!”という方がおおいと思います。海外で留学されていた方、この時期、街に卵の飾りや卵にペイントされたものが飾られているのを見たことはありませんか??

☆パスクワのシンボル その1.→  タマゴ

キレイに飾られたりペイントされたタマゴ、見たことありますか?これこそが、パスクワの一番のシンボルと言えるでしょう!日本では、一般的に”イースター・エッグ”と呼ばれています。イタリア語では”ウォーバ・ディ・パスクワ”。それでは、なぜタマゴがパスクワのシンボルとなったのでしょう?
これには、いくつかのいわれがあります。
一つ目は、パスクワの語源ともなった”春の祭り”の名残とされている説。人々は、卵に「大きな力が存在する」と信じていて、そのため卵を長い冬の束縛から解放され、新しい希望、繁栄を約束する春のはじまりを象徴するものとしていました。「春の祭り」で「卵」は、春の輝く太陽を表すもので、明るい色に塗られ贈り物としても使われていました。そのため、はじめイースター・エッグの色は、太陽を表す輝く色に塗ったとも言われています。その名残が今も残っているという説。
二つ目は、中世のころ、復活の主日の前の9週間もの間、野鳥の卵をとることを禁じていた為、パスクワの時期には一斉に野鳥の卵をとって食べた習慣がそのまま残ったと言う説。
そして、最も一般的に言われているのが3つ目の説。卵は生命が生まれるものであり、キリストの復活を表現するものだからだという説。
このタマゴ、国によって色々な装飾方法があるようですが、イタリアではチョコレートで出来ているタマゴの形のお菓子が、スーパーやパスティチェリアに並びます。大きいものでは1メートルを越すものもあってビックリするほど!!大小様々です。日本でおなじみの中にオモチャが入ったものもあります。


☆パスクワのシンボル その2.→  ウサギ
f0101126_2213181.jpgそして、シンボルの二つ目はウサギ。これもまた、”春のお祭り”の名残と言われています。
豊饒・繁栄を祈る春の祭りの中で、卵と同じく、子どもをたくさん産むうさぎが大切にされていて、それが風習として残ったといわれています。


☆パスクワのシンボル その3.→  リリー白ゆりは、その純白の美しさから「純潔」「貞操」のシンボルとしている花とされ、欧米では、聖母マリアの花として純潔の象徴として、尊ばれています。イタリア・ルネッサンスの多くの画家たちも、「受胎告知」の絵の中で、聖母マリアとともに、ゆりの花を多く描いています。そして、多くの国でパスクワの時期は春。お花の季節ですね。このようなことから、パスクワのシンボルのひとつとして、ユリが定着するようになりました。

パスクワのシンボルは主に3つがあげられるのですが、やはり国によって装飾方法などは違うようです。 ちなみに、一番上の写真は、”ウォーバ・ディ・パスクワ”の一種。とてもきれいで美しいです。
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by sicilia_trapani | 2007-03-27 20:18 | パスクワについて
パスクワについて その3~パスクワっていつ?
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パスクワについて、第3弾です。パスクワは毎年、日が変わる”移動祝日”。ちなみに、ここ何年かの日程は、、、

2007年 4月8日
2008年 3月23日
2009年 4月12日
2010年 4月4日

パスクワの日程はいったいどのようにして決められるのでしょうか?

パスクワは、”春分の次の満月のスグ後の日曜日”と定められています。ちなみにここでいう春分とは3月21日を指します。そう、今日です。この日を境に”冬”から”春”に暦が変わるのです。春分は時差の関係で国によって1日ずれてしまうことがます。これではキリスト教徒が皆でお祝いすることが出来なくなってしまいます。そのため、3月21日に固定することにしたのです。

さて、このパスクワ、実はこの1日だけを祝うものではないのです。パスクワの準備のための四句節の期間があり、パスクワの後に続く感謝の期間(感謝節)があります。四句節に入る前にはベネツィアで有名な”カーニバル”も行われます。こちらから詳しい行事内容をご覧下さい。パスクワにちなんだ行事をまとめたものです。

■四句節に入る前の3日~1週間 カルナヴァーレ(カーニヴァル)

四旬節に入る前に、肉食との別れを惜しんで、底抜けに浮かれ騒ぐお祭り。

■パスクワの46日前 灰の水曜日

この名前は、深く罪を悔い改める者がその印に頭に灰を被ったことによります。中世以降は額に灰で十字架などを印すようになりました。この日は特に大斎(食事を1日1回にする)と小斎(肉類を食べない)を守る日とされています。この日から四旬節(レント)が始まります。

■パスクワ前の46日間 四句節(Lent)

イースターの前にキリストの受難と死を思い返し、悔い改め、試練・修養・祈りの時として過ごす期間。キリストが40日間荒野で断食をしたことにちなみ、この期間は肉・卵・乳製品・油などを断ち、祈りにはげみます。日曜日は「復活記念日」として40日間に含まれないため、実際には46日間となります。

■パスクワ直前の木曜日 聖木曜日(洗足の木曜日・愛の戒めの木曜日)

キリストが十字架にかかられる前日に弟子たちと最後の晩餐を持ったことを記念する日。また、自ら弟子たちの足を洗い、弟子たちにすすんで貧民の足を洗うよう模範を示しました。(ヨハネによる福音書第13章)

■パスクワ直前の金曜日 聖金曜日(受難日・受苦日)

キリストの受難と死を記念する儀式が行われます。キリストは、金曜日に十字架にかけられ、その3日後の日曜日によみがえりました。


■パスクワ直前の土曜日 聖土曜日(暗黒の土曜日・安息日)

復活祭の前日を徹夜でお祭りします。カトリックでは復活のロウソクに点火する光の祭儀に始まり、いったん閉じた聖堂の扉に十字を描くと扉が開いて光にあふれた堂内が輝くという形で、復活祭当日の大祭へと続いていきます。


■パスクワ
キリストが死後3日目にしてよみがえったことを記念し、春の自然の甦りを祝うお祭り。復活の象徴の卵を食べたり、ペインティングした卵を贈り合ったりして、盛大に祝います。


■パスクワの42日後 主の天昇の主日

キリストが復活後40日目に天に昇り神の右側に座したことを祝う日。

■パスクワの49日後 精霊光臨の主日

キリストの復活後50日目に、精霊が炎の舌の形で使徒たちに降りたことを祝う日。

■パスクワの60日後 聖体祭

「最後の晩餐」でキリストが、パンをとって「これは我が体なり」と、ぶどう酒の杯をとって「これは我が血なり」と言い、これを記念して祭礼を行うよう言ったことにちなみ、ローマ教皇ウルバーノ4世が三位一体の日曜日の次の木曜日を「聖体祭」と定めました。キリストの聖体の秘跡を称え、聖体に対する信者の真心を呼び覚ます日。教会までの道に、花などを使ってキリスト教に関する絵を描き、その上を、十字架を先頭にして司祭や信者らが長い行列を作って歩く「聖体行列」が行われます。教会によっては次の日曜日に行われます。

■パスクワの68日後 イエス御心の祝日

「イエスの御心」に対する信心は中世に始まり、聖マルガリタ・マリア・アラコクが御心の信心について啓示を受けた17世紀にフランスで広まりました。1856年に、ローマ教皇ピオ9世が、「イエスの御心」を全世界で祝うことを定めました。イエスの御心を賛え、イエスの御心に表される神の愛を思い起こす日。


ん~、、、非常に長い、、、パスクワの46日前に始まり(実際には”カーニバルがあるためもっと前”)、パスクワ後68日ですべてが終了。つまり、114日間はパスクワに関連する日が続くわけです!

さて、一番上の写真は、パスクワのシンボル(これについては次回!)のひとつのチョコレートのタマゴ細工。タマゴから、小鳥が殻を割って生まれてきたところ。この時期、お菓子屋さんのショーケースには、チョコレート細工がたくさん並びます。ユーモアがあって、楽しいですよ。イタリアに旅行される方、ショーケースに注目!
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by sicilia_trapani | 2007-03-21 17:54 | パスクワについて
パスクワについて その2~パスクワの語源
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パスクワ(復活祭)についての第2弾です。その1では”パスクワは何を祝うお祭り?”というテーマでお届けしました。今回も、パスクワについてのマメ知識をお届けです。

「パスクワ」という言葉の語源は?

”パスクワ”と言う言葉はラテン語の"パスカ(Pascha)”が語源と言われています。パスカとは”過越の祭り”という意味で、キリストはこの過越の祭りの間に十字架に張り付けられ死し、復活したと言われているからです。ちなみに、英語の”イースター”はゲルマンの春の女神”Estera”からきています。イースターは毎年3~4月に行われ、厳しい冬が終わり、暖かな光の中、命が芽生える春を祝うお祭りということから名づけられました。


では、キリストはどのように復活したのでしょうか?キリスト復活が記されている聖書の箇所の引用です。

<ココカラ>
さて、安息日が終わったので、マグダラのマリヤとヤコブの母マリヤとサロメとは、イエスに油を塗りに行こうと思い、香料を買った。
そして、週の初めの日の早朝、日が上ったとき、墓に着いた。
彼女たちは、「墓の入口からあの石をころがしてくれる人が、だれかいるでしょうか。」とみなで話し合っていた。ところが、目を上げて見ると、あれほど大きな石だったのに、その石がすでにころがしてあった。それで、墓の中にはいったところ、真白な長い衣をまとった青年が右側にすわっているのが見えた。彼女たちは驚いた。青年は言った。

「驚いてはいけません。あなたがたは、十字架につけられたナザレ人イエスを捜しているのでしょう。あの方はよみがえられました。ここにはおられません。ご覧なさ い。ここがあの方の納められた所です。ですから行って、お弟子たちとペテロに、『イエスは、あなたがたより先にガリラヤへ行かれます。前に言われたとおり、そこでお会いできます。』とそう言いなさい。」(マルコによる福音書16章 1-7節)
<ココマデ>

なんとも謎に包まれています、、、。

さて、小難しい話はこれくらいにしておいて、一番上の写真、これはシチリアのパスクワのお菓子”Agnello Pasquale(アニェッロ パスクワーレ=パスクワの羊)”。シチリアでは、パスクワのシンボルは”羊”。この羊はパレルモのとあるパスティッチェリア(お菓子屋さん)で見つけたのですが、非常にシュールな表情。。。。パスティッチェリアにより、羊の表情や色の付け方も異なり、比較すると意外と面白いです。

では、次回もお楽しみに!
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by sicilia_trapani | 2007-03-17 19:57 | パスクワについて
パスクワについて その1~パスクワは何を祝う?
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今日は用事があって、パレルモに行ってきました。用事が済んで街をウロウロとしていると、パスティッチェリア(お菓子屋さん)のショーウィンドーには巨大なタマゴが!そうだ、、、もうすぐパスクワ(復活祭)!!パスクアはカトリック諸国にとってはナターレ(クリスマス)に並ぶ(それ以上かも?)お祭り。

さて、パスクワは何を祝うお祭りでしょうか?

パスクワは日本語では”復活祭”。何の復活を祝うかといえば、キリストの復活をお祝いするお祭りなのです。ローマにあるヴァチカン市国はキリスト教の総本山と言われているように、イタリアは敬虔なキリスト教国家。なので、イエス・キリストが生誕したお祭り、”クリスマス”よりも、キリストが復活した日のお祭り、すなわち”パスクワ”は重要な意味を持つお祭りなのです。そして、このパスクワは教会で最も古い祝日と言われています。

イエス・キリストは金曜日の昼頃、十字架上での3時間にわたる苦しみの後、息を引き取られました。翌日の土曜日は活動が厳しく制限されている安息日であったため、その日のうちに遺体はユダヤ人議会の議員、アリマタヤのヨセフの私有墓地に収められました。3日目の日曜日の朝、夜が明けるのを待ちかねていた女たちはいそいで墓に向いました。
ところが驚いたことに墓は空だったのです!
キリストは、死を打ち破って、復活されたのです。

そして、その復活をお祝いするのがパスクワ。このため、パスクワ前の金曜日は”聖金曜日”となって、学校などもお休みになります。

このようにパスクワはキリストの復活をお祝いする、キリスト教最大のお祭りなのです!!

去年も、パスクワについてはいくつかレポートをしましたが、今年は何度かに分けて、更に詳しく説明したいと思います。ちなみに、パスクワは毎年、日が変わります。今年は4月8日です。


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by sicilia_trapani | 2007-03-15 01:08 | パスクワについて
トラーパニのミステリに大興奮!
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さて、先日もアップしたトラーパニの「Processione dei Misteri(聖劇の行列)」、14日の金曜日~15日の土曜日にかけて行われました。見物にいった私は、、、大興奮!!!!
14日の朝、何気なくテレビをつけて部屋を片付いていたところ、テレビから「トラーパニのミステリが、、」という声が。テレビを見ていると、なんとトラーパニの行列について説明しているではないですか!!テレビのチャンネルはいわゆる地方局ではなく、RAI UNOという日本でいうところのNHKに相当する、全国ネット。ひょ~~~。

f0101126_2328587.jpgそして、心待ちにしていた14:00、そう教会からミステリが出るところ、この時間ちょいと用事があって行くことができなかったのですが、15:30ごろ、街中に出陣!!どこかな~、、と思って探していると、チェントロのほうから音楽が。音楽が流れる方角に向かってすすんでいくと、いた!!ミステリ!!先日、教会で見たときは、まだ生花などが飾られていませんでしたが、今日はお花達にきれいに囲まれています。ミステリを担ぐのは、マフィアばりのごつい男達(写真左)、ミステリの前には、各ミステリ異なる衣装を付けた子供達や女性、そしてごつい男達にミステリは担がれ、後ろに続くのは音楽隊。この音楽隊、各ミステリに1隊ずつ、付いているそうです。そして、流れる音楽は、、、「葬送行進曲」。ちょっと物悲しい音楽ではあるものの、まさにゴッド・ファーザーの世界、、、、♪流れる音楽とミステリ、、、これがなんともマッチして、妙な感動が、、、。一番上の写真はチェントロ ストーリコを練り歩く図です。しかし、行進はとって~~~もゆっくりなため、1台を見終わるには15~25分必要。そもそも、ミステリが全部で終わったころには17:00近くになっていました(^_^;)

f0101126_23284112.jpgさて、カメラのメモリーもいっぱいになってしまい、充電も切れかかっている、、、ということで一度家に退散。その後、再出陣したときには陽が落ちかかっていました。旧市街のチェントロから新市街のチェントロに向けて進んでいったミステリは、新市街の入り口で一休み。そして、20:30、再開されました。夜のミステリはライトとキャンドルでライトアップされ、とっても幻想的、、、。そして、街には溢れかえらんばかりの人・人・人~~~~!!夜、0時くらいまで友人達と街をウロウロしながらミステリを見物していたものの、かなり長時間にわたり見物しているため、眠気が、、、(@_@;) なので、とりあえず帰って寝ることにしました。

翌日、ぐっすり寝たため、スッキリ!そして、また出陣(笑) ミステリが教会に入っていく姿を見るため。新市街を練り歩き、旧市街に戻ってきたミステリは212:00にミステリが置かれているプレガトリオ教会に戻ります。チェントロを再度練り歩くミステリを見ながら教会に、、、。わぉ!すごい人だぁぁぁ~!なんとか、人ごみをかき分けかき分け、教会の前近辺まで到着!すでに、いくつかのミステリは中に入っていった様相。教会に入っていくミステリは1台ずつ、時間をたっぷ~りかけて入っていきます。一度入ったかと思ったら、、、ん?また出てきた、、、(^_^;)前に進んだかと思ったら、、、ん?後ろにさがっている、、、(^_^;)これを何度も繰り返した後、ついに教会に入っていきます。所要時間15分。最後のミステリは「マドンナ」。このときには、ものすごい人が集まってきていました。マドンナが入る前にはトラーパニのカテドラルのプレーテ(祭司)が、お祈りをささげ、その後、教会に消えていきました、、、、。

それにしても、思ったより美しくすばらしい儀式に感動。

そう、このミステリ20台は、キリストの最後の1日をあらわしたものだそうです。罪が言い渡され十字架にかけられ、そして死ぬまで、、、。19台目はキリストの棺、そして20台目はキリストの母、マリア様が嘆く、、、。キリストは金曜日に亡くなり、日曜日に復活したため、金曜日~土曜日にこのミステリの行列が行われるそうです。そして、日曜日は家族でキリストの復活をお祝いします。

写真をもう少し見たい方は、、、こちらを。
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by sicilia_trapani | 2006-04-15 23:29 | シチリア日記