シチリアでは7月に入ると弦がついて外側がフサフサした産毛に覆われたテネルミという野菜が出てきます。
この野菜、こんなにモサモサしているけれど、食べるのは先端のやわらかい部分のみ。弦と下のほうは捨ててしまいます。先日、ドミンゴ家のマンマにいただいたのですが、最初はこんもりあったテネルミも掃除をしたらほんの少しになっていました(^_^;)
パスタにしてもよし、ズッパ(スープ)にしてもよし、そのまま茹でて食べてもよし、という事だったので、私は野菜のスープ風にして食べてみました。
作り方は至ってシンプル。玉ねぎ、じゃがいも、ズッキーニ、トマトなどの冷蔵庫にあった野菜を、小さな角切りにしてオリーブオイルをしいたフライパンにドンと入れ、少し炒め、そこに掃除したテネルミ。その後何回か水を足しながら、煮込んでいきました。味付けは塩・こしょうのみ。テネルミはほろ苦く、チコリにも似た感じの味でしたが、もっと繊細な感じ。野菜スープは夕食に食べたのですが、胃にも優しくいい感じ♪
最近、暑さのため、食欲が無かったのですがこういうものだったらすんなり胃に入っていきます♪