ここのところトラーパニは晴天続き♪気温もまだまだ20度を越え、夜も15度くらいと比較的暖かい日々が続いています。私たちにとっては嬉しいこの晴天続き、しかし作物達にとっては、、、、嬉しくないのです。
先日、マンマのお宅の近辺をマンマの娘、マリアピアと散歩していたときのこと、夏には硬質小麦の畑の前を通りながら、
マ「みてここの畑、何があったか覚えてる?」
私「硬質小麦の畑でしょ?」
マ「そう。でもここのところ雨が降らないから田植えができないのよ~。作物の種まきは、雨が降った後じゃないとできないのよ。」
なんでも、昔はこの時期(10月下旬~11月にかけて)、降水量が多かったそう。それが、ここ20年くらいで天候が変わってきていて大切な種まきや田植えの時期に雨が降らないそうなのです。
当然、種をまいた後にも雨(水)は必要。そのため、タダでさえ陽射しの強いシチリアでこの時期に雨が降らないのは生産者たちにとっては痛い事実なのです。
もちろん、大生産者は水をまくスプリンクラーも取り付けてあったり、雨不足による被害は少ないそうですが、マンマのお宅のように自分の家のためだけに色々な作物を作っている家などでは現在ひたすら「雨」を待っているそうです。
自然のサイクルが以前はきちんと循環していたのだと思いますが、人間がそれを壊しているのかな~、、、なんて思ったり。この日は、考えさせられる1日でした。